富良野だから手に入る新鮮な牛乳やバター、北海道産の果物や野菜。
こだわりのつくり手たちとともにご紹介します。
この春の発売から「本当にお日さまの味がしました!」と好評のトマトジュレ。
その味の決め手であるトマトジュースを生産する、北海道当麻町の久保農園をご紹介します。
藤田シェフをうならせたおいしさの秘密は、トマト畑の土づくりにありました。


藤田シェフは初めてこちらのジュース『ぎゅ~っとトマト』を飲んだとき、「ジュレにできるかも!」とすぐに思ったそう。久保農園のトマトは真っ赤で、とにかくおいしい。そのおいしさの秘密は、自家製の有機液体肥料にありました。しかも、農薬や化学肥料を一切使っていないので、安心で安全です。自社ハウス6棟をはじめ、協力栽培を頼んでいる農家にも同じ肥料を渡し、品質を統一しています。
責任者の諏佐健治さんのお話では「木で熟させるには木にも力が必要で、まず土がよくなければだめ。そこで食品工場の余り野菜と肉を買い取って、液体肥料『有機土壌活性液』をつくり始めたんです。材料にタネ菌を加えて数日間タンクで醗酵させ、沈殿した液をさらに自然光のもとで熟成。それを畑に混ぜ込みます。トマト栽培が盛んなこの地域でも、虫害予防と品質維持は化学肥料なしでは難しいと言われていました」。自家製液体肥料の製造に成功したことで、有機栽培への道が開けたそうです。
トマトのハウスでは、近所の農家からお手伝いに来ている深谷洋子さん(右写真左)と小林富士子さん(同右)が収穫の真っ最中。「ヘタのそばまで赤くなったものだけを選びます」という小林さんの言葉通り、カゴの中は完熟トマトで真っ赤っか!ふつう市場に卸す場合は、数日後に赤くなるよう青いうちに取ってしまうので、赤いトマトがたくさんなっているこの収穫風景はめずらしいそうです。このもぎたてをすぐに向かいの工場へ運んでジュースにするのですから、おいしいはずですね。自家製の液体肥料にもみ殻を加えてふかふかに整えた畑に、苗を植え付けるのは5月の連休明け。7月中旬から収穫が始まり、夏の間は1度に取る量が約300kgにもなります。秋に入ると、さらに甘みがましてくるトマトを使いながら、ほぼ10月一杯まで生産が続きます。

~後編へつづく~








![[おいしいデリスの素めぐり]2 久保農園](img/no3-title.gif)

